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英語学習と、ミステリと、その他もろもろ。

ロンドンの下町訛り「コックニー」って知ってる?

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「イギリス英語」とは?

イギリス英語 British English」と聞いて思い浮かべるのはどのような英語でしょうか?一番よく耳にするのはBBCニュースですかね。また、イギリス英語は「クイーンズ・イングリッシュ」と呼ばれることもあります。「女王の話す英語」ですが、その訛りのないスタンダードな発音はRP(Received Pronunciation 容認発音)と呼ばれています。驚くべきは、この発音をするのはなんと人口の3%のみということ!

では、残りの97%はどんな英語を話しているのかというと、方言です!Wikipediaに書かれているだけでも、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドを合わせて34もの方言があります。私もロンドン留学するまではイギリスにこんなに英語の方言があるとは知りませんでした。だけどイギリスで1年間過ごしてみて、イギリス人は自分たちの方言に誇りをもって生き生きと話しているような印象をもちました。昔はRPを使っていたBBCのキャスター達も、今では訛り(アクセント)のある英語を話していますし、ある大手企業(どこか忘れた)はコールセンターのオペレーターにはあえて地元のアクセントを使うように教育しているという話も聞きました。

なので私は「イギリス英語」とは「方言」である捉えています。イギリスの英語方言に興味のある方は、British Libraryのウェブサイトにイギリス国内の8万件もの音声データがマッピングされたものがあります。使い勝手はあまり良くないけど、とても面白いです。

Sound map - Accents & dialects | British Library - Sounds

 

ロンドンの下町訛り「コックニー 」

さて、今回はイングランドの方言の中でもおそらく一番有名な「コックニー Cockney」についてです。コックニーは東ロンドンの、主に労働者階級の人たちの間で話されている方言です。詳しくはルークさんの以下のブログで丁寧に説明されているのでそちらをご覧ください。

Cockney ― コックニーというイギリス英語の方言の意味、説明、発音ガイド、ライミング・スラングと例 | 英語 with Luke

だけど説明を読んだだけではなかなかイメージが湧かないですよね。そこで、今日のオススメの動画です!

www.youtube.com

コックニー発音について簡単に説明されているので、是非聴いてみてください。説明の英語は分かりやすく、英語字幕(自動生成でないやつ)もつけられるので、聞き取りやすいかと思います。

以下、参考までに動画の簡単な説明です。

 

0:49- シュワ・サウンド(発音記号の [ə] ) は強めに発音

シュワとは、普通は口の真ん中で発音するストレスのない「ア」の音のこと(詳しくは過去記事をどうぞ)。これをコックニーでは強めに発音するそうです。

doctor  stronger   faster   harder と普通は弱く発音する下線部も強く発音しています。

 

1:14- 単語はじめのH音は発音しない

単語の始まりがH音の場合、そのHは発音しないそうです。ちなみに彼は"H"を「アイチ」と 発音していますね。この言い方、ロンドンでよく聞いたなあ。

hole ウル have ヴ  house  ウス Who ー というように。

 

1:40- L音はW音になる

hell ill pill Phil フィ

 

2:02-  Glottal T(T音の声門閉鎖音化)

音声学の専門用語なので難しそうですが、要は、T音が喉につっかかったような音になるということです。「喉につっかかったような音」とは、咳をしたときに出る音です。動画を見れば分かると思います。これはすごく面白い!

water ウォアー bottle of water ボオウ オヴ ウォアー

 

2:49- TH音の有声音 [ð] が V音 に変わる

brother ブラヴァ bother ボウヴァ mother マヴァ  father ファーヴァ  clothes クロウス  leather レヴァ

ここまで発音が変わると文脈からでさえ聞き取れなくなるような...

 

3:32- TH音の無声音 [θ] が F音 に変わる

Thank you  ファンキュー Thursday ファーズダイ(デイをダイと発音するのもコックニー訛り)  nothing ナッフィング  everything エヴリフィング sympathetic シンパフェティク  

そして、"the"  "them"  "that" のような単語はTH音は発音しないそうです。

 

4:06- 二重母音や長母音の音質が変わる

発音記号で書くところの[au] [ɔ:] [ai] の音質が変わるそうです。これは説明しづらいので動画で音の違いを聞き取ってみてください。

 

4:55- myの代わりにmeを使う

My throat hurts.  ミー ロー ズ 

マイがミーに変わっただけでなく、「TH音のF音化」と「T音の声門閉鎖音化」、「H音を発音しない」ルールも当てはめられています。

 

5:15- 二重否定の使用、is, am, are の逆利用

I ain't got none.  (二重否定)

You wasn't even there.  I weren't even talking to you.(wasとwereを逆に使用)

 

5:35- 独特な語彙

my girlfriend/wife → my missus

attractive → fit

ugly → minger

money → dosh / dough

pregnant → up the duff

 

おしまい

こんなのを日常会話で話されたら聞き取れない!と思いませんか?

はい、その通りです!

実際私は全く聞き取れなかったです。最初聞いたときは、私と同じく非ネイティブなんだろうと思ってしまいました。それくらいクセが強くて聞き取れない!ネイティブの話す英語が一番難しいです。

 

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www.sarubobox.com

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