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英語学習と、ミステリと、その他もろもろ。

英国には「薩摩」という食べ物がある

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数年前にロンドンに滞在していたときの記録です。

 

ロンドンで冬が近づくと見かけるようになる食材。

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"satsumas"

「サツマ」の複数形です。日本の薩摩です。

さて、どういう食べ物か知っていますか?

サツマイモではありません!

 

 

なんと、これのことです!

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みかん!!

日本の温州みかんです!

「温州みかん」って、"mandarin orange"じゃないの?と驚きました。だってシーナ・イーストンの私の大好きな曲"Modern Girl"でも mandarin 食べてたのに!っと思って確認したら、"Modern Girl"は tangerine でした。ややこしいな。ちなみに、Google先生によると、mandarinが温州みかんtangerineはポンカンらしいです。

 

閑話休題。

ロンドンのスーパーでは、mandarinでもtangerineでもなく、"satsuma"と書かれたみかんをよく見ました。

この写真に写っている1ネット6、7個入りのみかんは、2ネットで3ポンド(当時500円くらい)でした。高級なみかんになると、箱入り6個3ポンド弱と、安い物のほぼ倍の値段がついてました。

日本と同じく、高いみかんは甘く、安いのは全然甘くない…
食べ比べてみたら、高い方のみかんでも日本のスーパーで安売りしてるみかんと同じくらいの甘さでした。

 

なぜ温州みかん「サツマ」という名前がついた理由を調べたら、産経新聞で以下のような記述を発見。(今はサイトから消えていて原文をリンクできません。)

【ロンドンの甃】消えゆく「サツマ」

 最近、ロンドンのスーパーで見かけなくなったものにミカンがある。
と始まり、イギリスでは、「サツマ」としてクリスマスの風物詩として
親しまれていた旨の記述。
その後、サツマのイギリスにおける歴史について述べています。
 薩英戦争の後に和解交渉で今の鹿児島県を訪れた英軍人に、土産として
贈られたのが温州ミカンの英国上陸の始まりとされ、それが英国での
呼び名の由来のようだ。
 ところが、他の欧州ではオレンジが人気で、中東や南欧の「サツマ」農園は、商売にならなくなって激減した。大手スーパーの救済活動もむなしく、「サツマ」は最大の輸入国、英国でも手に入りにくくなったということのようだ。

 

だけれど、Wikipediaには別の見解が。

Citrus unshiu - Wikipedia

Wikipediaによると、satsumaは1878年にアメリカのフロリダにもたらされたとのこと。

 

真偽のほどは不明ですが、日本の、地方の、しかも江戸時代の藩の名前がついた食べ物が世界に広まっているというのは嬉しいですね。今後も頑張ってほしいです。

 

ちなみに、イギリスではこの果物も普通に売られていました。

f:id:sarubobox:20161014212516p:plain柿!!

なんとなく日本的なイメージがありましたが(『美味しんぼ』で柿の甘さが和菓子の甘さの原点と読んでたから)、ロンドンでも普通に売っていました。

英語では、persimmon(パーシモント;"シ"にアクセント)。